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【要約】本気でFIREをめざす人のための資産形成入門|給与の8割を投資に回せ!

こんにちは moyaiです。

今回は、ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」の管理人である。穂高唯希さん著の『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』(実務教育出版)をご紹介します。

給与の8割を投資に回す!すごい人の本です。

本書は、著者の投資手法のみならず支出の最適化やモノの考え方についても触れられていて、生活していく中でのお金の作り方の参考になることが多くありました。

また、実際に筆者の穂高さんが30歳で早期セミリタイアするまでの軌跡と実際の方法について書かれています。ちょっと凡人には難しいなかなか尖った支出の削減方法などが紹介されていてとっても面白かったです。少しでも真似してFIREに近づければいいなぁ~♪

それではご紹介していきます。

著者

著者の穂高唯希さんは、ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」を運営。給与の8割を日米豪中などの高配当株・連続増配株へ投資し、金融資産約7000万円、月平均20万円超の配当収入を得られるしくみを形成。30歳で退職しセミリタイア、FIREムーブメントのさきがけとしてメディアで度々取り上げられている。

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門(ソフトカバー)

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門(Kindle版)

本書のポイント

Point 1 “豚舎脱出”早期セミリタイアをめざす
Point 2 支出を最適化し、高配当・連続増配株投資を始める

Point 3 
お金自動発生マシンを組み立て・強化する

要約

Point1|“豚舎脱出”早期セミリタイアをめざす

著者の穂高さんは、入社初日にして既に絶望に打ちひしがれて、セミリタイア・アーリーリタイアを志したといいます。

三菱グループに貴族する大企業に入社したことで、「これから一流企業で働けるんだ」と期待に胸を膨らませる同期とは対照的に、精神的な牢獄に入ってしまったかのような感覚に陥ったといいます。「普通でいなければいけない」というか、大企業ならではの空気感や、クローズ感のようなものを感じたようです。そして会社が「豚舎」に見えてくるようになったといいます。

「正しい」とは何か、「正解」とは何か

筆者は中国・北京への留学で「日本で正しいとされていることは、必ずしも正しくないんだ」ということを感じたようです。国が変われば文化・国民性・価値観・宗教観など本当に様々で「正しい」とは果たして何だろうか、「正解」とは果たして何だろうか、そんな思いを抱いたといいます。

高配当・連続増配株投資を確立する

「お金を稼ぐこと・資産を形成すること」に集中し、その資金をうまく運用して「経済的自由」を獲得しようと決意し、「給料の8割を投資に回す」というなかなか常人がマネできないような投資スタイルをとることにしたようです。
そして、配当金という定期的に生まれる不労所得・キャッシュフローを最大化するには、いかに多く資金を創り、高配当株・連続増配株を購入し続けられるかがポイントになり、「給料の大部分を投資に回すこと」と「支出の最適化(節約)」を最善と判断して高配当株・連続増配株に収入の8割ひたすらせっせと買付ける単純作業を行っていったといいます。

Point2|支出を最適化し、高配当・連続増配株投資を始める

資産形成の基礎は、支出の最適化(節約)にあり

「収入-支出」の最大化

運用利回りの最大化

筆者が編み出した支出最適化15選

①ペットボトル飲料を買わず、水筒持参

②たばこを買わず、たばこ株を買え

③飲み物は白湯でOK

④デートは、公園で手作り弁当ピクニック

⑤書籍は図書館利用

⑥会社の飲み会は必要最低限

⑦株主優待を活用すべし

⑧散髪はセルフカットか、1000円カット

⑨携帯は格安SIM

⑩プールやジムは公共施設を活用

⑪コンビニでの買い物は避けよ

⑫買い物カートは使わない

⑬支払いは現金ではなくクレカで

⑭保険に入らない

⑮階段は資源

これらの「支出の最適化」を行いお金が貯まってきたら、それを投資に回すことで、資産形成を加速させるといいます。

高配当・連続増配株投資による配当金のメリット

続いては、配当金のメリット・魅力9選です!

メリット・魅力①:手間がかからない

メリット・魅力②:再現性が高い

メリット・魅力③:不労所得の可視化になり、経済的自由の達成具合が明瞭

メリット・魅力④:出口戦略を考える必要性が基本的に生じない

メリット・魅力⑤:時間と共に積み上げることができ、相場局面に関わらずモチベーション維持になる

メリット・魅力⑥:モチベーション維持により、長期投資が可能になる

メリット・魅力⑦:ほかの生き方を選択肢が増え、そのハードルが下がる

メリット・魅力⑧:月々のキャッシュフローが読みやすい

メリット・魅力⑨:配当利回りが、株価下落の際のクッションになることがある

大切なのは株価に一喜一憂せず、上がっても下がっても売らない

株式投資のプラスサムゲームを最大化に享受するには、市場に長く居続けることが必要となり、長期で見て含み損は無視し狼狽売りを避けるべきであるといいます。

高配当株・連続増配株への投資には米国株が有力

高配当株・連続増配株を買い付ける投資を始めるならば、米国株を主力銘柄としてほしいといいます。その理由の一つに、米国株を特徴づける連続増配と株主還元として、「長期的な増配に裏付けられた長期にわたる成長」と「株主還元に対する積極的な姿勢」が挙げられています。

Point3|お金自動発生マシンを組み立てる

ここからは、実践的に証券会社の選び方や、NISAやiDeCoの話、日本企業と米国企業の連続増配の話やETFの選び方について実際の銘柄を説明してくれています。

その中で、著者は、「理論」と「実践」は分けて考えるべきだといいます。

投資や日々の生活においても、下記の3点についてが大切になるといいます。

1|自分にとって心地よい投資手法を構築すること

2|やっていて楽しい投資手法を構築すること


3|理論と実践は別。もっとも効率的な運用にこだわりすぎないこと

長期的に物事に取り組むのに重要なことは、「外部環境に関わらず自分にとって心地よい仕組みづくり」ができているかであり、いくら理論的にベストであろうと、長期的に持続できなければ、絵に描いた餅になってしまいます。また楽しくなければ続きません。でも、楽しければ継続できるといいます。

筆者が現在の投資手法に至る際には、「相場状況に関わらず自分にとって心地よい仕組みづくりができているか」を最優先にしたといいます。

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門(ソフトカバー)

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まとめ

本書では、著者の投資手法のみならず支出の最適化やモノの考え方についても触れられていて、生活していく中でのお金の作り方の参考になることが多くありました。

とはいえ、著者のように、「収入の8割を投資に回す」などなかなかそのままマネをするにはハードルの高いお話もありましたが、実際にFIREという早期セミリタイアした方の話で再現性についても説かれていました。少しずつでも、著者のような「支出の最適化」や米国株などへの投資により、「経済的に自立し、自分の人生自分で切り開いていく」努力をしていかなきゃならんと思わされた一冊でした。

今回説明できなかったものもたくさんあります。少しでも今の生活や会社に疑問を持っている方、また投資に興味を持たれている方は、読んでみてください。

それでは、皆さまが豊かになりますように願っております。

また次回の記事でお会いしましょう。moyaiでした。

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