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【要約】夢をかなえるゾウ|人生を変える関西弁の神様【前編】

こんにちは moyaiです。

これは、ちょっぴり不思議なお話です。

ガネーシャ
「おい、起きろや」
サラリーマン
「お前、だれ?」
ガネーシャ
「だれやあらへんがな。ガネーシャやがな」

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ガネーシャ
「で、覚悟でけてる?」

今回紹介するのは、水野敬也著|夢をかなえる(飛鳥新社)です。2007年に初版が発行された本です。私も発売から1年後くらいに気になって購入して読みました。今回、本棚に眠っていた本書を今一度読んでみましたので要約したいと思います。

感想は「やっぱりおもしろい!」です。

夢をなくしたサラリーマンと謎の関西弁のゾウの神様(ガネーシャ)が繰り広げる「笑えて」「泣けて」「ためになる」とっても読みやすい小説になっています。

かなり読みやすくなっていて難しい自己啓発本や投資本みたいなものではなく、もっと基本的なことから成功を学べる本になっています。
「自己啓発本や実用書みたいなのは堅苦しいな」っと、思っている人にはうってつけの本になっています。

今回は、全部で29あるガネーシャの課題から、私がピックアップした厳選Point10選をお届けしたいと思います。すこし長くなりそうなので【前編】と【後編】に分けてお届けしようと思います。

それでは【前編】行ってみましょう。

【後編の記事】はこちら

こんにちは moyaiです。今回は、水野敬也著|夢をかなえる(飛鳥新社)の要約後編としてお送りします。前編をご覧になりたい方は、下記のリンクからどうぞ。 [sitecard subtitle=【前編の記事】 url= target=h[…]

著者

著者の水野敬也さんは、1976年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒、処女作『ウケる技術』(共著)がベストセラーに、他の著書に『BAD LUCK』(インデックス・コミュニケーションズ)がある。執筆活動以外にも、「義務教育に恋愛を!」をモットーに老若男女に恋愛を教える「恋愛体育教師・水野愛也」としての著書に『LOVE理論』(大和書房)、講演DVDに『恋愛体育教師水野愛也のスパルタ恋愛塾[ソフト編・ディープ編]』(ポニーキャニオン)がある。また、DVD作品『濃厚な上司の怒らせ方』(ビクターエンターテイメント)の企画構成。脚本をてがけるなど、活動は多岐にわたる。

夢をかなえるゾウ(単行本)

夢をかなえるゾウ(kindle版)

Point 1 靴をみがく
Point 2 人が欲しがっているものを先取りする
Point 3 トイレ掃除をする
Point 4 まっすぐ帰宅する
Point 5 決めたことを続けるための環境を作る

 

▼ここからは【後編】で▼
Point 6 明日の準備をする
Point 7 誰か一人のいいところを見つけてホメる
Point 8 人気店に入り、人気の理由を観察する
Point 9 やらずに後悔してることを今日から始める
Point 10 毎日、感謝する

 

要約

『夢をかなえるゾウ』は、二日酔いで目をさました、夢をなくしたサラリーマンがインド土産で買った、ゾウの神様の置物“ガネーシャ”と出会い成功するための助言(課題)をこなしていくストーリー。
本書では、ガネーシャから出題される課題を毎日一つずつ実行していくことで、人生を大きく変えることができるほどの効果を与えてくれます。あなたの夢や目標(お金持ちになりたい、有名になりたい、大きな仕事がしたい、能力や才能を充分に発揮したい、成功したい・・・)を実現するための能力を身につけることができると思います。

一見、ふざけていたり、これらの課題は「こんなことをしていったい何の意味があるのだろう?」そんな課題が数多く出題されます。

Point1|靴をみがく

ガネーシャ
「靴、みがけや」
サラリーマン
「は?」
ガネーシャ
「よう見てみいや、自分の靴、めっちゃ汚れているやんけ」
サラリーマン
「あ、あの、靴みがきなんて、何の意味があるんですか?」
ガネーシャ
「自分、イチローくん知っとる?」
「イチローくんはな、他の選手が帰っても、ずっと残ってグラブみがいてんのや。彼はな、小学校のころからそうしとんのや。『神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない』言うてな。そういう仕事に対するまっすぐな姿勢があるから、メジャーでずっとトップ取れてるんやで」
サラリーマン
「うーん・・・やっぱり、靴をみがいたからといって成功するとは思えないんです。」
ガネーシャ
「自分が成功でけへんのはなぁ・・・・・・今さっき『靴みがきして意味あるの?』と考えた、まさにその考え方にすべての原因があるんやで」

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ガネーシャ
「おい!そんなリキんでみがくなや。もっと優しゅうみがかんかい『いつも頑張ってくれてありがと~ありがと~」って感謝しながらみがくんや」
サラリーマン
「は、はあ・・・」

さて、ここでは、商売道具を大切にしてメンテナンスする。自分を支えてくれているものを大事にできる人は成功する!
ということと、『人の言うことを聞かない』『自分の考え方にしがみついている』この考え方は、成功しないための一番重要な要素であるということをガネーシャから教わるのです。

Point2|人が欲しがっているものを先取りする

ガネーシャ
「そういえば自分・・・・・・年収はなんぼほど貰てんの?」
サラリーマン
「は、はい?」
ガネーシャ
「ええから言えや」

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  ・

ガネーシャ
「少な」
サラリーマン
「・・・・・・いい加減、怒りますよ」
ガネーシャ
「稼ぎいうんは、どれだけ他人の欲を満たせとるか、それが数字にそのまま表れとるんや。腹が減った、眠い、遊びたい、気持ちよくなりたい・・・・・・人にはそういう欲があるわな。その欲を快適に満たして、その対価としてお金をもらうんが今の世の中では『ビジネス』て呼ばれてんねん」
「つまり、こういうことが言えるわな。『ビジネスの得意なやつは、人の欲を満たすことが得意なやつ』てな。人にはどんな欲があって、何を望んでいるか、そのことが見抜けるやつ、世の中の人たちが何を求めているかがわかるやつは、事業を始めてもうまくいく。上司の欲がわかっているやつはそれだけ早く出世する。せやろ?」
サラリーマン
「それは、まあ、そうですね」

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  ・

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ガネーシャ
「だが、ええか?人の欲を満たすためにはな、人に『何が欲しいんですか?』って聞いて回ればええってことやないんやで。もしかしたら人はこういうかもしれへんやろ。『何が欲しいか分からない』。でもな、それでも人には何かしらの欲があるんや」
「人はな、わざわざ『〇〇が欲しい』なんて教えてくれへんのや。人が何を欲しがっているかをこっちが考えて、予想して、提案していかなあかんのや。人の欲満たす、いうんはそれくらい難しいことなんやで。」

はい、ここでは、『人が欲しがっているものを先取りする』これをマスターすればあなたは、どんな『ビジネス』をやってもうまくいくこと間違いなし!!
私も、『この人が欲しがっているものは何か?』そういう視点でものごとを考え、欲しがっていること、求めていることをできるだけ与えられるように心がけたいと思います。

Point3|トイレ掃除をする

ガネーシャ
「幸ちゃんおるやろ。松下の幸ちゃん。あの子はな、誰よりも早く会社に行って、仕事する前にまずトイレ掃除やってたんや。なんでか分かるか?」
サラリーマン
「・・・・・・」
ガネーシャ
「トイレを掃除する、ちゅうことはな。一番汚いところを掃除するっちゅうことや。そんなもん誰かてやりたくないやろ。けどな。人がやりたがらんことをやるからこそ、それが一番よろこばれるんや。一番人に頼みたいことやから、そこに価値が生まれるんや。分かるか?好きなことをしろなんて自分ら言われてきたかもしらんけど——まあ好きなことするのも大事やけどな、それと同じくらい大事なんは、人がやりたがらんことでも率先してやることや。仕事できるやつらは全員そのこと知っとるで」
サラリーマン
「んぐぐ・・・・・・」
ガネーシャ
「飲食店に行けばすぐ分かるで。トイレ掃除を徹底しとるお店はお客さんもめっちゃ入っとる。逆にトイレが汚い店は閑古鳥が鳴いとるわ。だからトイレはよく『店の顔』なんて言われてるやろ」
サラリーマン
「んぐぐぐ・・・・・・」

さて、ここでは、誰もがやりたがらないことを率先してやる!!それを『トイレ掃除』に例えてガネーシャが教えてくれます。
仕事のできる人ほど、誰もやりたがらないような仕事を率先して行っているものです。私もそんな風に『嫌われ仕事』を率先してこなせるような人間になるため日々精進したいと思います。

Point4|まっすぐ帰宅する

ガネーシャ
「あかんやん?あんな遅うに酔うて帰ってきたら」
サラリーマン
「い、いや、それは、その、同僚に誘われたんで……なんといいますか、サラリーマンには付き合いというものがありまして」
ガネーシャ
「ちゃうな」
「自分、根本的にちゃうわ。考え方が」
「ええか?まず、誘われて行くっちゅうことやねんけど。これって、ようするに『反応』しとるちゅうことやろ。分かる?」
サラリーマン
「い、いやあ、ちょっとわからないです」
ガネーシャ
「世の中のほとんどの人間はなあ、『反応』して生きてんねや」
サラリーマン
「『反応』ですか?」
ガネーシャ
「そうや。自分から世の中に働きかけるんやのうて、自分の周囲に『反応』しとるだけなんや。親から言われて勉強して、みんながやるから受験して、みんなが就職するから就職して、上司から『これやっとけ』言われるからそれをやって、とにかく反応して、反応して、反応し続けて一生終えるんや。そんなんで、自分の人生手に入れられるわけないやんか。自分の人生手に入れとるやつらはな、全部自分で考えて計画立てて、その計画どおりになるように自分から世界に働きかけていくんや。分かるか」
「もっと具体的に言おうか。たとえばその日のうちに自分がやらなあかんことがあるとするやん。夢とか目標とか、そういうの中心に毎日の生活組み立ててったら、飲みの誘い断ってたかもしれへんやん。でも自分は『誘われたから』行ったんや。誘われた、という周囲からの働きかけに対して、反応して、流されたんや。そやろ?」

私は『誘われて』飲みに行くことがすべて悪いことだとは思いません。ただただ『反応』だけして生きていても人生は変わっていかないという教えであり、『自分で計画を立て、計画通りになるように働きかける』自分を自分でコントロールできるようになったら『もう人生、勝ったも同然』私はこんな風に解釈しました。

Point5|決めたことを続けるための環境を作る

ガネーシャ
「人が変わろうおもても変わられへん最も大きな原因は、このことを理解してないからや。ええか?『人間は意識を変えることはできない』んやで」
サラリーマン
「意識を変えることはできない・・・・・・」
ガネーシャ
「そうや。みんな今日から頑張って変わろうと思うねん。でもどれだけ意識を変えようと思ても、変えられへんねん。人間の意志なんてめっちゃ弱いねん」
サラリーマン
「それでは、そのとおりです。人はみんな自分で決めたことがなかなかできません」
ガネーシャ
「それでも、みんな『意識を変えよう』とするやん?それは、『楽』やからや。その場で『今日から変わるんだ』て決めて、めっちゃ頑張ってる未来の自分を想像するの楽やろ。だってそん時は想像しとるだけで、実際にはぜんぜん頑張ってへんのやから。つまりな、意識を変えようとする、いうんは、言い方変えたら『逃げ』やねん」
「本気で変わろおもたら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』をかえなあかん。具体的な、何かをな」
「例えば『テレビを見ないようにする』この場合の具体的な何かは、テレビのコンセントを抜くことやテレビのコンセント抜いたら、テレビ見たくなっても、一度立ち止まるやろ。もっと言えばテレビ捨ててしもたら見られへんようになるわな。」

決めたことを実行し続けるためには、そうせざるを得ない環境を作らなければならない。ただ決めるだけではなく、具体的な行動をしなければ『変わる』ことはできないとガネーシャは教えてくれるのです。

夢をかなえるゾウ(単行本)

夢をかなえるゾウ(kindle版)

まとめ|【前編】

ここまで、5つのPointを見てきました、『靴をみがく』『人が欲しがっているものを先取りする』『トイレ掃除をする』『まっすぐ帰宅する』『決めたことを続けるための環境を作る』どれも、やってみれば簡単なことです。皆さんもガネーシャに習って、少しずつ”人生を変える”ための小さな一歩を踏み出して具体的に行動してみてはいかがでしょうか?

【後編】では、

  • Point6 明日の準備をする
  • Point7 誰か一人のいいところを見つけてホメる
  • Point8 人気店に入り、人気の理由を観察する
  • Point9 やらずに後悔してることを今日から始める
  • Point10 毎日、感謝する
【後編の記事】はこちら

こんにちは moyaiです。今回は、水野敬也著|夢をかなえる(飛鳥新社)の要約後編としてお送りします。前編をご覧になりたい方は、下記のリンクからどうぞ。 [sitecard subtitle=【前編の記事】 url= target=h[…]

「すでにもう続きが気になるよ」「全29の課題を知りたい・実践したい」そんな方はぜひ本書を手に取って読んでみていただければと思います。正直、めちゃくちゃ面白いくて、普通に笑えるのに、タメになる。とても素晴らしい小説です。

また、『夢をかなえるゾウ』は、『2』『3』そして最新刊は『4』まであります!!リンクを貼っておきますのでご興味ある方は、チェックしてみてください。

\ \ 夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 / /

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神(単行本)

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神(kindle版)

\ \ 夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え / /

夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え(単行本)

夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え(kindle版)

\ \ 夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神 / /

夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神(単行本)

夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神(kindle版)

それでは、皆さまが豊かになりますように願っております。

また次回の記事でお会いしましょう。moyaiでした。

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